2006年 08月 31日
Late Summer Vacation~秋田・青森/温泉とローカル列車の旅~
連続した休みが取れたので、
(このチャンスを逃したら
年内の三連休確保は絶望的だったということもあり…)
突然思い立ったように秋田・青森へ
一人旅して来ました♪
オフシーズン
(※東北地方は公立学校の夏休みが概ね8/20前後までの為、
それ以降はオフシーズン扱い)のパック旅行を上手く使い、
ホテル二泊+往復の新幹線指定席+
現地ローカル線(五能線)のフリーパスで
宿泊費+交通費の合計は30.000円ほど♪
ただ食事は付かなかったので
食費や雑費で 20.000円弱ほど
別途かかりましたが…
温泉宿にも泊まりたかったけど
一人で泊まると高いし
一人旅を受けつけてくれる宿も少なかったので
シティホテルにしたのですが、
そのパック旅行のシティホテルの複数選択肢の中から
チョッとリッチにメトロポリタンホテルを選びました♪
五能線沿線には
日帰りで500円程度で立ち寄り入浴可能な
有名どころの温泉①②があるので、
温泉は立ち寄り温泉に絞りました。
以下はその旅行記ですが、
恐ろしく長文の為に
お暇つぶしには最適です!(笑)
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【8/27(日)】
今朝は6:00起床。
東京は今にも降り出しそうな曇り空…
僕は雨男だからなぁW…
7:00に家を出て
東京駅を8:56の秋田新幹線「こまち9号」に乗り込む。
午前中の下りの新幹線で
ビールを飲みながら駅弁(穴子寿司500円)を食べるなんて久しぶり♪
北上する毎に雲は消えて天気は快晴♪
車内は窓から差し込む夏の日差しで汗ばむほど…
綺麗な虹も見えました。
僕の乗っている15号車の乗車率はおよそ7割ほど…
僕の隣の席には
とうとう終点の秋田駅まで誰も乗って来ませんでした。
秋田駅到着後は
13:00過ぎにホテルにチェックイン。
流石名の通ったシティホテルだけあって
ベルボーイが荷物を部屋まで運んでくれた。
案内された7階の部屋は程よく広く
眺望も良くて満足♪
シングルルームなのにセミダブルのベッド!
今夜は久しぶりに
広々とふかふかしたベッドで寝られると思うと嬉しい(^^)
その後すぐにホテル内のレストランで
チョっとリッチにランチバイキング♪(1.365円)。
隣の席の地元のおばちゃんらしき軍団が
バリバリの秋田弁で会話しているのを聞くと、
ここは秋田なのだと実感が沸いた。
15:15にホテルを出て
秋田駅発15:28の大館駅行きの普通電車に乗り込む。
秋田の電車はドアを自分で開け閉めする
寒冷地仕様のワンマン列車なのに、
何故か運転室には乗務員が二人居るし…!?
ワンマンじゃないじゃんW…(笑)
それに期待していたクロスシートではなく
ロングシートだったのもちょい残念…
東能代駅に16:26に到着した後は
乗り換え時間僅か2分の猛ダッシュで
同駅16:28発のお目当ての五能線の普通列車に乗り換え。
五能線は非電化なので、
今度は電車ではなくて気動車(ディーゼルカー)。
空いていたのでクロスシートを1ボックス陣取ると、
やっとローカル線らしい
味わいのある車両に乗れた気分♪
車体から椅子を伝ってお尻まで伝わる独特のモーターの振動と
ディーゼル油のほのかな匂いが旅情を掻き立てる。
17:08あきた白神駅で下車、
直ぐ目の前にある温泉施設「ハタハタ館」へ。
入浴料400円をフロントで支払って
3階の展望風呂&露天風呂へ急いだが、
小腹が空いたので
入浴前に休憩処で秋田名物らしき
「じゃっぱ汁」(250円)を食す。
鱈や鮭の切り身や"あら"・人参・大根等の野菜を
味噌で煮込んだ味噌汁風で素朴な感じ。
「おっ!豪勢にホタテまで入ってるじゃん(^^)」と、
口に入れたらなんか食感がヘン^^;
よく見たら鮭!?の目玉でした(>_<)
ひぇ~ッ!!(涙)…
気を取り直して風呂へ。
日本海に沈みゆく夕日を堪能しながら
しばし忘我の境地…
ホントに来て良かった(^^)
尚、湯舟の湯を少し舐めてみたところ
温泉は塩水!?だった模様。
入浴後は併設のレストランで中生ビール(400円)と
秋田名物ハタハタの酢の物(370円)を食す。
やっぱり湯上がりのビールは最高だネ♪
でもハタハタは!?って感じで…
味はこんなものかのかなぁ?…
不味くもなく美味くもなく…
帰りの快速列車の発車時刻が迫ってきたので
レストランを出てあきた白神駅まで歩いていると、
突然大音響とともに打ち上げ花火が!
あきた白神駅周辺は今夜がお祭りだったみたい。
もうこの夏は花火は見られないと思っていただけに、
なんか得した気分♪
あきた白神駅19:09発の
全席指定快速列車「リゾートしらかみ6号」に乗り込み
帰りは乗り換え無しで一路秋田駅へ。
外はすっかり陽も落ちて夜の帳(とばり)が…
車内では缶酎ハイを飲みながらウトウトしてしまった…
列車は定刻20:42に秋田駅に到着、
再びホテルへ。
久々にリッチな気分で
ホテルの部屋で寛ぐのも悪くない。
缶ビールを飲みつつテレビを見てほろ酔い気分♪
チャンネルを回していたらNHKで
偉大なリスト弾きの
ラザーリ・ベルマンピアノリサイタルが放映されていたので
思わず食い入る様に見てしまう。
何も旅先まで来てそんな番組見なくともW…
ピアニストの悲しき性ですなf^_^;
おっと、そういえば
晩飯がまだだった!orz…
ビールで腹をごまかしてとっとと寝るか!?
(>_<)
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【8/28(月)】
今朝は7時起床。
生憎の曇り空だけど、
何とか今日一日持ちこたえてくれないかナぁ…
8時にホテルを出て秋田駅へ。
売店で朝食用のあきたこまち弁当(900円)と
温かいお茶を買い込んで
8:26発全席指定快速列車「リゾートしらかみ1号」に
乗り込む。
席は空席が目立ったが、
今日は満席らしい。
ホントに満席なのか?と思いきや
途中東能代駅から団体客が乗って来て
列車は満席に!
10:00過ぎに岩館駅を発車してから
列車は青森県へ入り、
海岸線を舐めるように走りながら
乗客に絶景を楽しませる徐行運転を開始!
左手に絶景の日本海、
右手には世界遺産の白神山地を拝み、
周囲の団体客とともに思わず歓声をあげてしまう。
団体客は途中の十二湖駅で下車、
車内は静けさを取り戻す。
10:34ウェスパ椿山駅で下車、
同駅からの送迎バスで「不老不死温泉」へ。
この温泉はJRの観光ポスターや、
テレビの観光案内番組等で全国的に有名で、
なんと波打ち際に露天風呂があるのだ!
フロントで入浴料400円
(リゾートしらかみ号乗車客のみの割引料金)を支払い
取り敢えずは内風呂の展望風呂で身体を洗って
温泉に浸かる。
湯の色は茶褐色で匂いもキツい鉱石温泉だ。
湯につけたタオルが茶褐色に染まってしまってビックリ!
次に露天風呂へ。
鳴き交うカモメの声を聞きながら
日本海を目前に入るこの露天風呂は
まさに極楽!
冬だったら演歌の世界だったかもネ(^^;
至福感と開放感に包まれて忘我の境地…
ホントに来て良かった(^^)
今日は月曜だということもあってか露天風呂はガラガラで、
殆ど僕一人の貸し切り状態♪
ラッキーでした(^^)
13時過ぎに送迎バスで再びウェスパ椿山駅へ。
同駅発13:21の全席指定快速列車「リゾートしらかみ3号」に乗り込み
次の目的地の千畳敷へ。
いやぁそれにしても
ウェスパ椿山駅から千畳敷駅間の車窓からの眺めは、
既に通過した十二湖駅までの区間を凌ぐほどに
素晴らしかった!!
片手に持ったビールを忘れてしまうほど
車窓からの眺めに熱中…
14:02に千畳敷駅で下車。
ホントはもっとこの先まで行きたかったのだけど
購入したフリーきっぷのフリー区間が
この駅までだったのだ…
古代の地震で
海面が隆起して出来たとされる千畳敷は
大小様々な岩が奇観をなし、
「その昔に津軽の殿様が千畳の畳を敷き詰めて宴会を催した」
との言い伝えも。
奇観の岩々を見物しつつ
辺り一帯を散策したあとは
季節外れの海の家で遅目の昼食。
イカ焼き定食(1.000円)と
瓶ビール(550円)をオーダー。
潮風を受けながらテラス席で食べた
イカ焼き定食の美味かったことと言ったら!♪
昼食を済ませて再び千畳敷駅へ。
同駅発15:00発の普通列車に乗り込む。
この列車もワンマンカーだったが
まるでバスの様に
車内前方上部に電光式の運賃一覧ボード、
運転席後ろのドアには整理券発行機が!(驚)
東京に暮らしていると、
なかなかこんな列車には巡り逢えないf^_^;
15:30にこの列車の終点の深浦駅で下車。
次に乗る列車が16:30発だったので
途中下車して小一時間の時間潰しで
駅周囲を散策。
同駅16:30発
全席指定快速列車「リゾートしらかみタ号」に乗り込み
一路秋田駅へ。
雨は上がって薄曇りになったものの、
日本海に沈みゆく壮大な洛陽が拝めなかったのは
心残り…
秋田駅に19:01に着いた後は
ホテルへ戻り部屋で少し休憩した後に
夕食がてらに繁華街の
個人経営らしきこじんまりとした居酒屋へ。
気さくな女将さん(推定年齢65歳!?)と談笑しつつ
一品料理数品と瓶ビール数本を平らげて
会計(3.100円)してホテルに帰り着いたのは
深夜1:30過ぎ…
ベッドに倒れ込んで
そのままバタンキューしてしまったみたい。。。
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【8/29(火)】
今朝はゆっくり10時前に起床、
11時にホテルをチェックアウト。
ブランチを食べるべく市内へ出て
昨夜夕食を食べた居酒屋の女将さんから聞いた
秋田名物稲庭うどんの美味しい店へ。
辿り着いたその店は小洒落た外観だったので
敷居が高そうにも見えたが
入口に掲示してあるメニューを見たら
思ったほど値は張っていなかったので入り、
「鰤の照り焼き定食稲庭うどん付き」(940円)を
食す。
同じメニューでも
夜はきっと倍くらいの値段になるんだろうな…
稲庭うどんの見た目も食感も
何と無く素麺みたいW
今年に入ってからの
五度に渡る名古屋への演奏旅行では
横太麺のきしめんを食べていたから
ことさらそう感じたのかも!?f^_^;
でも美味しかったから◎(マル)
流石地元の方々は
ガイドブックにも載っていないような
隠れた名店を知ってるのですネ♪
ただ昨夜の居酒屋で女将さんから
「稲庭うどんはストローみたいに
麺の中心に穴が開いてるのョ!」
って聞いたけど、嘘だったみたい…
騙されたw(笑)
ブランチ後は市内の千秋公園という名勝を散策。
公園内には何故か東海林太郎の銅像が…
銅像脇にあった解説を読むと
東海林太郎は秋田生まれらしい。
(へぇ~×20くらいか!?)
でもその銅像の前に立った途端に
銅像が歌い出したのにはビックリ!(汗)
良く見たら
スピーカーから音が流れてましたけど…
千秋公園をあとにしても
帰りの新幹線の時間までは
まだ四時間以上もあったので、
秋田駅前のネットカフェでティーブレークがてらに
二日ぶりのメールチェック。
迷惑メールが35通も来ていてビックリ!
(*_*)
仕事関係のメールはゼロ…
小一時間ほどでネットカフェを出てもなお
三時間も時間があったので、
思い付きで秋田駅から15分ほど列車に揺られて
海岸沿いの下浜駅で下車、
誰もいない砂浜まで歩き
夕暮れ時の日本海を
缶ビール片手に
独りボーっと眺めた。
晩夏の夕暮れ時の海の
ただ繰り返す波の調べが
心の傷やわだかまりを
ゆっくりと癒してくれるような感覚…
不思議な感覚だった。
柄にも無く
チョッとだけ涙が頬を伝ったりもした…
煌めく銀波のような
晩夏のこの海が
余りにも綺麗過ぎたから…
ということにしておこうか…
小一時間ほどで海をあとにして再び列車に乗り
秋田駅へトンボ返り。
夕食用の駅弁
(全国駅弁グランプリ上位入賞の
花善謹製「鷄めし」850円)と
缶ビールと土産を数点買い込んで
17:59発の東北新幹線こまち32号に乗り込む。
駅弁を食べたら上野駅到着までぐっすり寝ようと思っていたけど
周囲のビジネスマン達が酒盛りを始めたので
喧しくてとうとう寝れず終いW
22:06、無事に上野駅に到着。
上野駅から更に
JRと私鉄をバスを乗り継いで帰宅したのは
日付が変わる寸前でした。
これで二泊三日の小旅行も 終わりです。
明日からは現実に戻らなきゃ!
約一ヵ月後は名古屋にて
リサイタルもどきのピアノコンサート!(汗)
この三日間で身も心も思い切りフル充電出来たので、
コンサートへ向けての練習に没頭出来そうです(^^)
~~~【P.S/業務連絡】~~~
名古屋のW会の某様、
勝手ながらコンサートのプログラムを
一部見直そうと思い立ちました。
来週半ばくらいまでには
一部変更した演奏曲目とプログラムノートを
お知らせ出来るかと思います。
今暫く時間をいただければと思います(^^;
m(__)m
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【番外編】
◆五能線の列車内で
鉄道マニアの男子高校生と知り合い、
電車話に花が咲いた。
高校生の頃の夏休みには
彼のように日本各地を電車で旅していた
二十ウン年前の自分に再会したようだった…
◆同じく五能線の車内で
60代くらいの地元のおばちゃんと知り合う。
なんとこのおばちゃん、
全席指定の快速列車に
指定席券なしで乗り込んで来たのだ…
指定席券の買い方が解らなかったと言うので
色々と教えてあげたけど
あとは車掌さんに任せちゃったf^_^;
でもおばちゃんには
凄く感謝されてしまって恐縮…
◆30日(水)の昨日は
旅行から帰ってきて四日ぶりにピアノに向かったが、
ピアニストという職業柄 万年肩懲りだった肩が
なんとも軽く感じるではないか!(驚)
まるで魔法がかかったかのように
指が鍵盤上を軽々と舞う感覚♪
う~む、
これも温泉の効用か!?
不老不死の湯に浸かって
若返ったのかもネ!?(笑)
三日間の旅行費用の総額50.000円弱で
温泉&グルメ&肩凝り解消が出来たのなら
今回のこの旅行は
安いものだったのかも知れない(^^;
でもまあ肩は軽くなったものの
旅行中の食べ・飲み過ぎで
身体は重くなっていると思うので
怖くて未だに体重計には乗れませんが
何か?。。。(--#
(^^;
by tn-pf
| 2006-08-31 22:03
| その他